はちみつはミツバチが花から蜜を集めてきて、その蜜を人の手で巣から取り出して瓶に詰めたものです。ミツバチたちは花の種類を「コレ」と決めたら一途にその花から蜜を集めるという性質を持っています。そのため、同じ花から摂れた蜜だけが詰まった『単花蜜』というものができあがります。そして「アカシア」「レンゲ」「ソバ」「りんご」など花の名前がそのままはちみつの名前として使われます。花が違えばそこからできるはちみつの味や香りなどの特徴も変わります。花の数だけはちみつの種類があるので、食べ比べをすると自分好みのものを見つけられて面白いですよ。今回はその中でも「ラベンダー」のはちみつをご紹介します。
【ラベンダーとは】
ラベンダーは日本人にとってとても馴染みのあるハーブですね。地中海地域沿岸を原産地とする植物ですが、日本でも育てられ、北海道・富良野のラベンダー畑はキレイな紫色のラベンダーが一面に咲いて圧巻です。鎮静効果があるのでリラックスしたい時や睡眠時にハーブティやアロマオイルとして用いられたり、ポプリの原料としてもよく知られているハーブです。
【ラベンダーはちみつの特徴】
<色・香り・味>
ラベンダーの花と同様に豊かな香りがします。華やかで、かつハーブの爽やかな香りが特徴です。色はキレイな琥珀色をしていて甘味が強めです。
<相性の良い食べ方>
華やかな香りを活かせる食べ方が良いですね。紅茶やハーブティに入れると良い香りがして楽しめます。またホットミルクに入れて飲むと安眠効果が期待できます。フランスではお菓子作りにラベンダーのはちみつを使うのが人気のようです。ぜひお菓子を作る時は使ってみてはどうでしょうか。
【まとめ】
ハーブから摂れる蜜はやはりハーブの香りが特徴的なはちみつになります。ハーブの効能も期待できるので、身体の調子が崩れがちな時はハーブのはちみつを食べて調子を整えると良いですね。色々なはちみつを試して自分好みのものを見つけてみてください。
参考文献
主婦と友社“楽しいハーブ入門”P16
青春文庫“薬いらずのはちみつ生活”P170
記事作成にあたり参考にさせて頂きました。ありがとうございました。