みつばちの種類

現在地球上には20万種以上の蜂が生息していると言われており、うち4000種以上が日本国内で確認されています。

蜂は種類によって、その姿や生態が異なると言われており、花の蜜を集めて巣に蓄えるみつばちは、スズメバチやアシナガバチなどと同じ細腰亜目に分類される蜂となっています。

 

細腰亜目に分類される蜂は人間を刺す習性があり、特に集団で巣を作って行動をするものが巣を守るために襲ってくるケースが大半となっています。

しかし、同じ細腰亜目に分類される蜂であっても、肉食であるスズメバチは花の蜜を集めて巣に持ち帰ることはしないため、スズメバチの巣からはちみつを採取することはできません。

 

ところで、現在日本国内にはみつばちが何種類存在するのかご存知の方はいますか。

「西洋みつばちと日本みつばちの2種類じゃないの?」と思った方も多いと思いますが、実は西洋みつばちと日本みつばちの他に24の亜種が存在するのです。

 

そこで、今回は私たちの生活に欠かせないはちみつを作っているみつばちの種類と気になる生態についてご紹介します。


みつばちの種類

みつばちの種類は、現生種は世界に9種類存在すると言われており、亜種を含めると24種にのぼると言われています。

 

江戸時代前期から中期にかけて活躍した儒学者の貝原益軒著「大和本草」には、日本に存在するみつばちの種類は「石蜜」「木蜜」「土蜜」「家蜜」の4種類と記されていますが、実際は木蜜・土蜜・家蜜は全て同じ蜂であることが明らかにされており、当時は2種類のみつばちが存在していたと言われています。

その後、海を渡って西洋みつばちが日本へと移入されると、日本在来種のみつばちを用いた養蜂がほとんど行われなくなり、現在ではほぼ100%西洋みつばちから採取されたはちみつが市場に出回るようになり、それ以外のみつばちから採取されたはちみつは生産量が少ないため、滅多にお目にかかることがありません。


日本みつばち西洋みつばちの違いとは?

日本には在来種である日本みつばちが生息しているのですが、日本みつばちは野生種のため、はちみつを集める能力が低く、はちみつを集める能力に長けている西洋みつばちが明治時代に移入したのをきっかけに、現在ではほとんどの養蜂家が西洋みつばちを用いた養蜂を行っています。

 

西洋みつばちは日本みつばちのように野生化したりしないのかと疑問に思った方も大勢いると思いますが、西洋みつばちも野生化しようと思えばできるのですが、日本国内には非常に強力なオオスズメバチが生息しているため、西洋みつばちたちは人間の管理下でなければ生きてゆくことができないのです。

 

では、日本みつばちはなぜ野生化しているのかと不思議に思ったのではありませんか。

実は、在来種である日本みつばちはオオスズメバチと長いあいだ共存しているため、オオスズメバチに対する集団戦法を用いた対抗策を持っているのです。

それは集団でオオスズメバチを囲い込み、体温ので攻撃するというものです。

そのため、日本みつばちは西洋みつばちとは異なり、野生化することが可能なのです。

 

また、西洋みつばちは人間が管理しやすくてはちみつをたくさん集めてくるように品種改良されたみつばちですので、プロの養蜂家だけではなく、趣味で養蜂をされている方々のあいだでもたいへん人気があります。

一方、日本みつばちは環境が気に入らないとすぐに引っ越してしまう気難しい一面があり、はちみつの生産性も西洋みつばちに劣ることから、商業的な養蜂には不向きとされています。

 

ミツバチの分蜂

西洋みつばちは家畜、日本みつばちは野生種という大きな違いがありますので、日本みつばちを飼育してみたいという方は、日本みつばちの生態に合った飼育方法をしっかり学んでからお迎えするようにしましょう。

 


 

今回はみつばちの種類についてご紹介させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか。

みつばちにも様々な種類があり、生態によって飼育方法や採蜜されたはちみつの香りや味わいなどが大きくことなるため、もしも日本みつばちの巣から採蜜されたはちみつを見かけたら、一度西洋みつばちと日本みつばちそれぞれのはちみつを食べ比べてみてはいかがでしょうか。

 

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*

CAPTCHA