誰もが1度は耳にしたことのある「ポリフェノール」とは、植物の苦味や渋味、色素の成分となっている化合物の総称であり、現在地球上に5000種類以上存在すると言われています。
ポリフェノールといえば、ブルーベリーやビルベリーなどに含まれている「アントシアニン」や大豆や大豆加工製品に含まれるフラボノイド系に属する「イソフラボン」、緑茶や紅茶などに含まれる「カテキン」などが有名ですが、実は低カロリーで栄養満点な『はちみつ』にも、ポリフェノールはたっぷり含まれており、健康や美容維持に優れた効果や効能を発揮していると言われています。
ところで、はちみつなどに含まれるポリフェノールですが、1日にどのくらい摂取したら良いのかなど気になったことはありませんか。
そこで、今回は『はちみつ』に含まれているポリフェノールの種類とポリフェノールの役割や1日の摂取量についてご紹介します。
はちみつに含まれているポリフェノールの種類
はちみつに含まれているポリフェノールは、
・カフェ酸
・p-クマル酸
・フェルラ酸
・ケンフェロール
・クリシン
・ケルセチン
・p-ヒドリキシ安息香酸
・バニリン酸
・バニリン
・シリングアルデヒド
・ガランギン
と、現在明らかにされているだけで11種類あります。
はちみつに含まれているポリフェノールには、健康や美容維持に効果が期待されている抗酸化作用があり、動脈硬化などの生活習慣病の予防や改善、肌老化の原因となるシミやしわなどを防ぐことができます。
ポリフェノールの1日の摂取量は?
11種類ものポリフェノールを含むはちみつを1日に何度も食べてしまうと過剰摂取になってしまわないかと不安に思っている方も多いのではないでしょうか。
日本では18歳以上の男女であれば、1日に平均1000mg程度摂取するのが理想とされていますが、ポリフェノールは体内に蓄積されにくい栄養素ですので、1度に大量摂取するのではなく、こまめに摂取するのが良いとされています。
そのため、1日に数回はちみつを摂取したり、食事を摂る際はポリフェノールを含む緑茶や紅茶などを飲んだり、おやつにチョコレートなどを食べるなどの工夫をされると、効率良くポリフェノールを摂取することができます。
また、ポリフェノールは過剰摂取や欠乏しても特に健康を害する危険性はありませんが、
・高齢者
・生活習慣病の予防や改善のために生活習慣や食生活を見直している方
・老化が気になっている方
などは積極的にポリフェノールを摂ることをオススメします。
はちみつに含まれている11種類のポリフェノールには、生活習慣病や老化の予防や改善に効果が期待されている抗酸化作用があります。
ただ、はちみつの主成分はブドウ糖と果糖で構成されているため、取り過ぎてしまうと糖分過多になってしまいます。
はちみつに含まれるポリフェノールの効果を得たい場合は、1度に大量に摂取するのではなく、1日の摂取量を守り、1日数回に分けてこまめに摂取するように心掛けましょう。